SANGI卒 企業で活躍するIT女子interview

SANGI卒 企業で活躍するIT女子interview

~ITエンジニアを紐解く~

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日々変化していくIT技術やサービス。
最先端に触れられる仕事は、とにかく面白い。

齋藤さん

ソフトバンク株式会社

テクノロジーユニット コーポレートIT本部
エンタープライズシステム統括部
エンタープライズITサービス部
サービスオペレーション課

齋藤 達子さん

静岡産業技術専門学校情報ネットワーク科
2005年卒業

PROFILE/2005年入社。社内におけるコミュニケーションサービスの提供・システム管理を担当し、約4万人のソフトバンク(株)従業員の日常業務を支える。現在はチームリーダーとして自身のスキルアップとともに、チームメンバーの育成にも励む。

遠く離れた人ともつながれる通信やネットワークに興味を持ったことが、今の原点です。

私がこの仕事に就くきっかけになったのは、中学校の技術の授業で学んだBasicです。自分が作ったものが動くという仕組みが面白いと感じ、情報科のある高校に進学しました。そして、高校の授業や私生活でもパソコンでインターネットを利用する中で、「ネットを使い、遠く離れた人や知らない人ともつながることができる」ということがとても楽しくて、IT技術をもっと知りたいと思うようになりました。
高校で将来について考えた際に、さらに専門的に学び、IT技術関連の仕事に就きたいと考え、SANGIに入学しました。SANGIでは幅広くIT技術を学びました。その中でもネットワークに興味を持ち、就職はネットワークに関する専門知識を活かして情報通信やインターネットに関わる仕事ができればと考えるようになりました。当時はインターネットの高速化が進んでおり、関連企業が多くある中で、ISP事業者(※)としてYahoo!BB(ADSLサービス)を展開していたソフトバンクBB(現ソフトバンク株式会社)でエンジニアの新卒採用を行っていることを知り、思いきって応募し、入社にいたりました。


最先端の技術やサービスに触れ、新しいものや変化を楽しむ。だからこそこの仕事は面白い。

入社以来17年にわたり、社内向けコミュニケーションサービスの提供・システム管理を担当しています。ソフトバンク株式会社の従業員が日常的に利用するメール・チャット・Web会議ツールや、それらを利用する業務PC用のアカウント基盤といった、社員のコミュニケーションやコラボレーションに関わるシステム全般を提供し、運用管理も行います。システム障害など通常は社内のヘルプデスクが対応するものでも、より専門的な調査が必要な場合には、私たちが対応しています。仕事は社内でのやりとりが中心ですが、弊社の従業員は正社員や契約社員などを合わせると、約4万人にもなります。そのため扱う件数は多く、今は私を含めた30人で連携・分担しながら進めています。 また、新たなサービスやシステムの導入に関わることもあります。会社の規模が大きいので色々と難しさもありますが、最先端の技術や製品など、これまで知らなかったものを知ることができるのは、面白いですね。ITを活用する本来の目的や意義を常に意識しながら、新しいものや変化を楽しんで、仕事に取り組んでいます。


スピード感を求められる職場で大切なのは、スケジュールと優先度を把握すること。

サービスはどんどん変わります。これから世の中に展開するものを先駆けて導入し、試行錯誤をしながら使っていくという自分たちの経験は、会社だけでなく法人のお客さまに対しても役立てられるものですから、やりがいがあります。そのためサービスについて判断する際は、利用者と管理者両方の視点から行うようにしています。管理する側にいると、どうしても管理のしやすさを重視してしまいがちですから、必ず利用者の側に立って、使いやすさやわかりやすさを大切に判断するよう気をつけています。 弊社はとてもスピード感のある会社のため、案件の対応スピードも速く、大変だと感じることもあります。その反面、色々な案件に関われるという面白さもあります。納期まで時間がない中、多くの人を管理しながら複数のタスクをこなすには、常にスケジュールや優先度を把握し、何を優先すべきかを見極めなければなりません。自分のチームだけでなく、他の部署や社外の方々と関わることも多いので、コミュニケーションは重要です。やはり自分だけでできる仕事は、多くはありませんから。


ITエンジニアは多くの業界・企業から必要とされる職種。自由度が高い点も魅力です。

今の世の中、ほとんどの会社がITの技術やサービスを使っています。ITエンジニアがいる(必要とする)企業は多いので、仕事の選択肢は多いと思います。さらに、今はITエンジニアと言っても様々な分野があるので、IT技術の中のどのようなことに楽しさや興味があるのかを明確にしていくと、将来に向けてやるべきことや、希望に合う職種が見えてくると思います。また、どのようなITエンジニアになるとしても、基礎の上に 色々なサービスや技術が存在するため、学校で学ぶITの基礎知識や資格の学習はとても大切です。基礎があれば理解しやすく、覚えも早くなります。ぜひ目の前の授業も大切にしながら、どのようなエンジニアになりたいかを考えてみてください。また、エンジニア職は自由度が高いのも魅力的です。テレワークやフレックス制など勤務形態が柔軟な職場環境が多く、結婚・出産・育児といった人生のイベントを経ても、仕事を続けやすいと感じています。弊社でも、多くの女性が産休や育休から復帰してエンジニアを続けていますし、私自身も結婚後も仕事を続け、現在はチームリーダーの立場にいます。これからも新しい技術や知識を習得しつつ、メンバーとこれまで得た技術を共有していくなど、人材育成にも努めていきます。

※ISP=Internet Service Provider(インターネットサービスプロバイダ)の略。
インターネット接続サービスを提供する事業者のこと。
仕事の様子
ソフトバンクロゴ

「情報革命で人を幸せに」というソフトバンクグループの経営理念のもと、スマートフォンを中心としたさまざまな通信サービスやソリューションを提供。5G、AI、IoT、ビッグデータを駆使し、さらなる事業成長を図る。

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ネットワークエンジニアは専門知識や技術を活かして
日本の通信を支え、人々の力になれるのです。

齋藤さん

株式会社NTT-ME

サービスエンジニアリング部

澤野 恵理さん

静岡産業技術専門学校みらい情報科
2019年卒業

PROFILE/2019年入社。ネットワークエンジニアとして設備保守・運用を担い、オンサイト業務に従事したのち2021年より現部署へ。持ち前のコミュニケーション力を活かし、工事のスケジュール調整から実施まで、円滑に作業が進められるよう努めている。

ネットワークエンジニアを目指したのは、電話に興味を持ったことがきっかけでした。

私がネットワークエンジニアという職業を知ったのは小学6年生の時でした。その頃から私は「常に新しいものを追い求めたい」「なぜ?と思ったことを追求したい」という考え方を持っていたため、日々新しく移り変わり、技術もどんどん進化しているIT業界は、探究心が強い私に向いているのではないか、と感じていました。
その後中学生になり、さまざまな偉人について調べた際、アレクサンダー・グラハム・ベルのことを知りました。彼について学ぶうち、彼を尊敬するとともに、電話にも興味を持ちました。そして将来は電話に関わる仕事に就き、自国の通信を作り守っていた彼のように、私も祖国の通信をつくり・つなぎ・まもりたいと考えるようになりました。
その頃、東日本大震災が発生し、毎日のようにテレビで甚大な被害状況が伝えられていました。当然電柱や電線をはじめとする通信設備も被害を受け、復旧には3年以上かかるであろうと報道されていました。そんなある日、余震が続いている為予断を許さない状況で懸命に作業するNTT職員の姿を見ました。被災者の事を想い懸命に復旧作業を行う姿に尊敬の念を覚え、それと同時に私もこういう人でありたいと考えた事がきっかけでNTT-MEを志望しました。


沢山の人たちと助け合いながら行う仕事は、コミュニケーション力が大切です。

現在入社3年目で、ネットワークエンジニアとして東日本全域の支障移転工事(※1)におけるスケジュールの調整から事前準備、工事実施にいたるまでを担当しています。工事実施の際には作業全体の統制を担い、遠隔で現場に指示を出しながら、装置の警報の監視・制御も同時に行います。現場とのやりとりは音声とWEBカメラだけで、一歩間違えると甚大なサービス故障にもつながるため、思い込みや聞き間違いが起こらないよう必ず復唱し、話すタイミングにも注意しています。また、工事当日に滞りなく作業を進めるには、関係者の間で情報の相違がないよう、意識を合わせながら工事スケジュールを作成しなければなりません。沢山の人たちと関わり、助け合いながら行う仕事なので、コミュニケーション力が必要です。相手を思いやる気持ちを大切に、丁寧で確実な仕事を心がけています。 常に緊張感を伴い、気を引き締めていなければならないため苦労もありますが、毎日違う仕事をし、いつも新しい人たちと接することができるのは良い刺激になりますし、仕事を終えた時の達成感は大きいですね。


働きながらスキルアップできる環境で、入社から3年で7つの資格を取得。

ルーターやネットワークの構造など、学生時代に学んだことは仕事に活かせています。ただ、やはりネットワークエンジニアとして働くには、より高度で専門的な知識や技術が必要です。そこでスキルアップのため資格取得に励んでいて、最近はCCNA(※2)と第一級陸上特殊無線技士の取得を目指して勉強しています。弊社はスキルアップを応援する体制が整っています。自分だけではくじけてしまいそうなことも、皆と一緒だと頑張れる為社内で開催される資格取得に向けた研修には積極的に参加しています。勉強会を設けていただけることもあり、先輩方にわからないところを色々聞けるのもありがたいですね。おかげで入社してから工事担任者のDD第3種(※3)とAI第3種(※4)、第2種電気工事士という国家資格3つを含め、合計7つの資格を取得できました。 また、弊社では資格に応じて奨励金が支給される制度があり、社内での評価にもつながります。資格は自分の指標にもなりますし、周囲に能力をアピールできるポイントにもなるので、これからも頑張って取得していきたいです。


性別に関係なく、挑戦できる。向上心を持って働ける人は、エンジニアにぴったりです。

女性エンジニアの需要は高く、弊社でも女性を積極的に採用・育成しています。例えば、通信設定の作業などで女性のお客さまのお宅を訪問するような場合は、女性のエンジニアが訪問して安心したと言っていただく場合もありますし、女性ならではの視点での気づきが業務改善につながることもあります。実際、私が気づき提案したことで、滞っていた業務をすべて完了できたこともあります。また弊社では性別を問わず同じ条件で働け、やりたい仕事に挑戦できます。それでいて、結婚や出産に伴い勤務時間を柔軟に調整できたり、生理休暇や育児休暇などの福利厚生が充実していたり、女性に優しい制度がそろっているのはうれしいですね。 将来は災害時にいち早く活躍できる、ネットワークオペレーションセンタで働きたいです。そのために、一度に多くのソフトウェアを操作するマルチタスク能力や、瞬時に状況を判断し正しい決断を下せる即応力を養い続けたいと思います。エンジニアにはさまざまな業種があり、幅広い分野で活躍・成長できる職業です。向上心を持ち挑戦し続けられる人は、エンジニアとして重宝される人材となるでしょう。私自身も、そうありたいと思います。

※1:道路工事などにあたり、電柱や電話ボックス等が支障をきたす場合に移転を行う工事のこと
※2:Cisco Certified Network Associate
※3:現 第2級デジタル通信
※4:現 第2級アナログ通信
仕事の様子
NTT

株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(略称NTT-ME)は情報通信のプロが集う、ネットワーク総合エンジニアリング企業。NTTグループの基幹ネットワークサポート事業と、企業向けのネットワークビジネス事業を展開する。

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お客さまの声をしっかりと聞くことが、
質の高いシステムを生む第一歩です。

滝田さん

鈴与システムテクノロジー株式会社

第一物流システム部(開発)

滝田 まりなさん

静岡産業技術専門学校
コンピュータ科 プログラムコース
2019年卒業

PROFILE/2019年、システムエンジニア・プログラマーとして入社。倉庫系、港湾系、ワークフローなど、多岐にわたるシステムの開発・保守・問合せ対応を行う。お客さまのニーズに合ったシステムを構築するため、その声を大切にしている。

コンピュータは子どもの頃から身近な存在。自然な流れで、SE・PGの道へ進みました。

コンピュータは私にとって、子どもの頃から身近な存在でした。今のように一般家庭に普及する前から家にパソコンがあり、よく母が使っている姿を目にしていました。そのため、女性がコンピュータを扱うのは当たり前のこと、という感覚でした。
何か手に職をつけて、早く働きたいという気持ちがあったので、高校は情報処理系の学科を選びました。高校を卒業したら、すぐに就職するつもりだったのです。ところが、プログラムやITについて学ぶうちに、その知識を就職に活かしたいと思うようになりました。コンピュータ言語を使ってプログラムを作り、動かすことの楽しさ、それが指示通りにできた時のうれしさ。「プログラミングって、面白い」と気がついたのです。そこから自然と、システムエンジニアやプログラマーへの道を目指したい、という気持ちが芽生えてきました。でもそのためには、高校で勉強しただけではまだスキルが足りないと感じていました。やはりシステムやネットワークなどの基礎をしっかり身に付けて、資格も取得したいと思い、SANGIへの進学を決めました。


さまざまなシステムを扱い、多岐にわたる事業を支えるには、広い見識・知識が必要です。

弊社は、国内外でさまざまな事業を展開する鈴与グループの事業を、IT面で支えるという役割を担っています。そのため倉庫や海貨(※)、会計、文書など、幅広いシステムを取り扱っています。私はシステムエンジニア・プログラマーとして、鈴与株式会社の倉庫系システム、港湾系システム、ワークフローシステムの開発・保守、問合せ対応をしています。 エンジニアというと、一人でずっとパソコンに向かって仕事をするというイメージが強いかもしれませんが、私が働いている環境では社内、社外問わず色々な方とやり取りをします。一つの案件を担当すると、お客さまの要望を伺うところから始まり、設計、開発、テスト、導入、そして保守・問合せ対応に至るまで一連の作業を行います。 システムの種類が異なると内容も全く変わるため、覚えることが多くあります。倉庫管理や運送管理、物流など、それぞれの業務に関する知識が必要ですから、専門用語なども理解できなければなりません。そのため、色々な業務がこなせるように、日頃から見識・知識を広めるよう意識しています。


お客さまの声を聞き、何を求めているかを知ることが、より良いシステムを生むのです。

このような環境なので、入社から3年で色々なシステムや作業に関わってきました。覚えることが多いのは正直大変ですが、そのぶん幅広い知識と経験を得ることができます。現在ではAndroid Studioを使ってスマートフォンアプリを開発するほか、JAVAやVB、SQL、Oracleなどのさまざまな言語を使っています。これらはすでにSANGIでも触れていたので、その点はとても助かっています。 システムを開発するうえで大切なのは、お客さまが何を求めているかをしっかり聞き取ることです。仕様について相談する時などは、相手の話を聞き逃さない、わからないことは質問する、といった基本的なコミュニケーションが一番大事だと考えています。システムを実際に使うのは、お客さまです。いかにお客さまの要望に応え、使いやすくできるかを考えなければいけません。そのため、お客さま向けのマニュアルもわかりやすく作るよう配慮しています。また、外部システムと連携させなければならない場合もあり、技術的な難しさに加え、関係各所との細かな確認が必要になってくるため、様々な人たちと協力し進めていく力も欠かせません。


知識と経験を重ね、新たな技術を生む。ITエンジニアはどんどん進化していく職業です。

システムエンジニア・プログラマーとしてスキルアップしていくためには、新しいことを覚え続けるだけではなく、覚えたことを忘れないようにすることも大切なことだと思っています。そのため、覚えたことを人に説明できて、また忘れてしまうことのないよう、マニュアル化や資料の整理を怠らないよう心がけています。それらを社内で共有できるよう整えておくことは、お客さまの問合せ対応だけでなく、社員同士のスキルアップにも役立ちますから、細かい情報も加えて誰が見てもわかりやすいものを作るよう注意しています。私自身、自己学習だけでは得られないものが多いと感じています。先輩や上司から教わりながら、多くの経験を積んでスキルを上げたいと思います。そして一人で案件を回せるようになり、大きな案件も扱えるようになりたいです。 世の中はIT化、システム化が日々加速し、エンジニアが活躍できる場が増えています。エンジニアという職業も、どんどん進化していくのではないでしょうか。たくさんの選択肢の中から、自分がやりたいと思う仕事を見つけてほしいです。

※海運貨物の略。海運貨物取扱業は、港湾において貨物の受け渡しを行う業務。
仕事の様子
鈴与システムテクノロジー(株)

静岡県を中心に、国内外で物流・商流・建設・航空など幅広い事業を展開する鈴与グループのシステムインテグレータとして、各事業を支える。また、グループ以外の新たな事業領域のシステム開発にも積極的に取り組む。

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プログラミングはやりたいことを
叶えられる頼もしいツールです。

榮田さん

株式会社SBS情報システム

医療事業本部開発部

榮田 尚美さん

静岡産業技術専門学校
コンピュータ科 プログラムコース
2021年卒業

PROFILE/2021年に入社し、医療事業本部開発部に配属となる。電子カルテ・オーダリングシステムの投薬系チームにて、処置オーダを担当。薬剤師として働いた経験や医事の知識を活かしながら、より良いシステムを提供すべく日々業務に励んでいる。

かつて夢見たエンジニアへの道。転職を決意したのは、自分で何かを作りたかったから。

私は、大学卒業後薬剤師として6年ほど勤め、その後医薬品の品質管理なども行っていました。その後SANGIでプログラミングを一から学び、卒業と同時にエンジニアの道へ。システムエンジニアとしてこの会社に入社して、2年目になります。以前の仕事とは、まったく異なる業界への転職となりました。私がエンジニアに転職しようと決意したのは、ものづくりが好きで、自分でプログラミングをしてみたいという気持ちがあったからです。実は小学生の頃、弟と読んでいた漫画の影響でコンピュータに興味を持ち、キットを使い自分で簡単なロボットを作ったこともあるほどです。
実際、大学進学の際も、薬学関係とコンピュータ関係のどちらに進むか悩み、その時は薬学の道を選びました。ただ、社会に出るとコンピュータを使う場面が多くあり、ある時、職場のシステムについて「さらに便利なものが作れないか」という思いが浮かびました。当時、小学校でもIT教育が義務化されると話題になっており、再びコンピュータやプログラミングへの興味が湧いてきたのです。そこでまずは独学から始め、ついには本格的に学ぶため思いきって仕事を辞めて転職しようと決意しました。


前職での経験も活かせる部署で、システムエンジニアとして担当業務に励んでいます。

現在は前職で培った薬学や医事の知識を活かし、医療事業本部開発部で電子カルテ・オーダリングシステムの開発や導入、サポートなどに携わっています。日々の業務内容は多岐に渡り、主に投薬系チームの処置オーダ担当として、電子カルテのサポート会社やユーザーから受けた問い合わせへの対応やプログラム修正、新規導入した病院へ向けたプログラムのカスタマイズなどを行っています。ほかにも、新規導入時や既存ユーザーの端末の入替・追加時には、納品後に病院内ですぐにシステムが使用できるよう、パソコンのセットアップを行うこともあります。システムやプログラミングに関する知識はもちろんのこと、ハード面といったコンピュータの基礎知識、ビジネスマナーも必要とされる仕事です。弊社では担当が細かく分かれているので、基本的には各自の担当業務に専念します。ただ、担当者の不在時には担当者に代わり対応をすることもあり、お互いの協力が欠かせません。とくにシステムなどの改正はチームで連携して作業しなければなりませんから、つねに担当以外の内容も把握しておくことが大切です。


さまざまな知識や能力が問われる業務。だからこそ、学び続ける姿勢が大切です。

弊社では問い合わせは全国から入り、その内容はさまざまです。新項目の入力方法など簡単な質問もあれば、回答までに調査が必要なケースもあります。例えば不具合の問い合わせは、そもそもそれが不具合なのか否かを調べなければなりません。システムに関する知識が問われるだけでなく、2万語におよぶコードを読まなければならないこともあり、根気や集中力が必要になります。また問い合わせに対応するためには、人に情報をきちんと伝えられる言語化能力も求められます。どう説明すれば相手に理解してもらえるのかをよく考え、それに適した言葉と表現で伝えるよう配慮しています。また、健康管理や時間管理も大切です。自分で予定を決めていても、急に他の作業が入ってしまうこともありますから、期限を守るためにも、それに備えておくようにしています。ほかにも基本的なことではタイピングが早いというのも、この仕事では有利になると感じています。システムエンジニアとして働くには、知識を取得し続けること、学び続ける姿勢が重要だと実感しています。私も必要なスキルを学び続け、努力を惜しまず業務に取り組んでいきたいと思っています。


エンジニアは「何でも作り出せる」仕事。視野を広げ、幅広い分野で活躍してください。

エンジニアはある意味、「何でも作り出せる」仕事なのだと思っています。初めは難しいと思っていたプログラミングも、いざ始めてみたらその面白さに皆さんも気づくはずです。なぜなら「これが作りたい」というビジョンが明確なら、それを実現できるからです。自分が書いたプログラムが、想定通りに動いた瞬間の「できた!」という喜びは、この仕事だから味わえるものです。プログラミングは、自分がやりたいと思ったことを叶えてくれるツールなのです。 エンジニアの仕事は範囲が広いからこそ、携わりたい分野が決まっている人も、そうでない人も、まずは色々なことに興味を持ってトライしてみて欲しいと思います。視野を広く持つことは、この仕事をするうえでとても役立ちます。さまざまなことに触れ、経験をして視野を広げ、幅広い分野で活躍してもらいたいです。 今はまだまだ知識が足りない部分があるため、教わったことは自分でまとめ直すなどして、スキルの習得に励んでいる日々です。今後はよりスキルを磨いて、「このシステムは自分が作った」と言えるような仕事をしたいです。

仕事の様子
SBS

地方自治体や医療機関、民間企業へ向けたソフトウェアおよびSI、アウトソーシングなどのサービスを開発・導入から運用保守まで一貫して提供。豊富な業務ノウハウで、お客さまやクライアントのニーズに応える。