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2026.02.25

XR成果発表会でみらい情報科の学生が「ハンディ型LiDARスキャナを使った歴史文化財デジタルアーカイブの研究」の研究内容を発表しました!

みらい情報科の学生が、XR学生生活動プロジェクトの成果発表会にて、静岡市と連携して取り組んだ「ハンディ型LiDARスキャナを使った歴史文化財デジタルアーカイブの研究」について発表しました。
今回の取り組みは、静岡市が公開している高精度な3次元点群データを活用し、歴史的建造物である駿府城の形状や空間をそのままデジタル上に再現するという、非常に先進的で意義のあるプロジェクトです。
点群データとは、レーザー測量などによって取得された膨大な3次元座標の集合体で、現実空間をほぼそのままの大きさで再現できるのが特長で、近年では文化財保存や都市開発、防災などで広く活用されています。
静岡市においても、天守台や二ノ丸堀などの3Dデータが公開されており、誰でも閲覧・利用できるオープンデータとして提供されています。
学生たちは、この膨大なデータを専用ソフトで解析し、ノイズ処理や点群の選別、モデルの整形など、細かな工程を積み重ねながら駿府城の立体的な姿をわかりやすく可視化しました。
歴史ある建造物をデジタル空間で復元していく作業は高度な技術を必要とし、点群の構造理解やソフトウェア操作など、授業で学んだ知識を総動員しながら進めたとのことです。
実際の城跡をデジタルで残し、未来に伝えていくという目的の重さも感じながら、学生たちは技術者としての視点を深めていきました。

発表会当日は、プロジェクトで制作したデジタルアーカイブの映像やモデルを交えながら、駿府城のどの部分にどのようなデータを使用したのか、なぜ点群データが文化財の保存や活用に役立つのか、といった点を丁寧に説明。
実際に駿府城跡を歩いているような視点で見られる3D表示は多くの人の注目を集め、「こんなふうに再現できるんだ」と驚く声も聞かれました。学生たちも、自分たちの技術で地域の歴史に貢献できたことに手応えを感じた様子で、今回の成果が次の学びや制作意欲につながる貴重な経験になったようです。
また、このプロジェクトを通じて、地域のデジタル化や文化財保存への理解も深まり、デジタル技術が社会にどう役立つのかを体感的に学ぶことができました。
実際に自治体と連携し、社会で活用される技術を扱う経験は、学生にとって大きな成長の機会となります。
こうした実践的な学びを通じて、将来の進路や職業観が明確になったという学生も多く、今回の発表は学科全体にとっても非常に価値ある成果となりました。

今回の成果を糧に、みらい情報科の学生たちがさらに大きな挑戦へと踏み出していくことを期待しています!