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「まちづくりファシリテーター」とは、地域が抱える“空き家”や“防災”等の問題や課題を解決に向けて推進する人材のことです。建物の知識はもちろん、資金調達や法律など幅広い知識が必要とされ、また地域住民とともに解決策を見出すため、コミュニケーション能力も重要となります。
まちづくりの問題を抱える地域は多く存在するため、SANGIの建築科では『まちづくりファシリテーター』を目指し、毎年養成講座を受講しています。
今回の講座では、東京都立大学の市古 太郎 先生にオンラインでご参加いただき“事前復興まちづくりを経験してその手法を学び、まちづくりと防災について考える”ことを目的として2つの課題に取り組みました。

1つ目の課題では、グループごと「良いと思う避難所はどのようなものか」をテーマにディスカッションを行い、出された意見を協力してまとめ、2つ目の課題では個人ごと、良いと思う避難所をスケッチで書いて表現しました。
ディスカッションでは多くの意見が飛び交い、各グループ盛り上がりをみせていました!



講座の最後にはスケッチした避難所について代表者が発表を行いました。
“まるでキャンプ場な避難所”をテーマに「ペットも避難できるスペースや子どもたちが遊べるスペースを造る」、「体育館の天井の高さを有効活用するため、2階建てのプライベート空間をつくる」や“みんなで楽しく生活できる”をテーマに「ダンボールで壁やベッドやソファなどの家具を作りプライベート空間を守る」、「電気がなくても大丈夫なようにソーラーパネルを設置する」など、さまざまな作品が発表されました。


発表後には、市古 先生からフィードバックをいただき、学生たちは真剣に聞き入っていました。
建築科のみなさん、今回の経験を活かし、まちづくりと防災の知識と技術を兼ね備えたプロフェッショナルを目指してこれからも頑張っていきましょうね☆



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